見えない裏側矯正の都市伝説 その11    前歯が引っ込みやすい?     東京港区、三田駅・田町駅近く、裏側矯正(舌側矯正)専門のルフレ矯正歯科クリニック

こんにちは。

東京港区、三田駅・田町駅近く、裏側矯正(舌側矯正)専門のルフレ矯正歯科クリニック、院長の伊藤です。

1、裏側矯正は歯磨きがしにくい

2、裏側矯正は表側の矯正に比べて虫歯になりにくい

3、裏側矯正は話しにくい、滑舌が悪くなる

4、裏側矯正は表側の矯正に比べて違和感が強い

5、裏側矯正は表側の矯正に比べて治療期間が長い

6、裏側矯正は表側の矯正に比べて治療の精度が低い

7、裏側矯正は表側の矯正に比べて前歯が引っ込みやすい

8、裏側矯正は表側の矯正に比べて後戻りしにくい

9、裏側矯正は表側の矯正に比べて舌の癖が治りやすい

今回も引き続き「裏側矯正は表側の矯正に比べて前歯が引っ込みやすい」について検証していきましょう。

前回は裏側矯正では前歯が引っ込みやすいとよく言われることについて誤解があることを説明しました。

抜歯ケースについてですが、裏側矯正で前歯を引っ込める場合、表側の治療に比べて前歯のコントロールが非常に難しいのです。

前歯の歯軸が内側に倒れやすく傾斜移動になってしまうため、結果的に前歯が引っ込みやすいという誤解が生じているのではないかと思います。

でも歯を平行移動(歯体移動)させなくてはいけない場合ももちろんあるので、それはケースそれぞれで異なります。

つまり単純に歯が内側に倒れやすい(傾斜移動)から引っ込みやすいと誤解されているのではないかと推測されますが、実際は倒してよいケースと倒さずに引っ込めなくてはいけない(平行移動、歯体移動)ケースもあり、それぞれ患者様それぞれの治療のゴールを見極めてコントロールしなくてはなりません。

全てのケースで前歯が引っ込みやすいわけではないのです。

「裏側矯正では前歯が引っ込みやすい」と発言しているドクターはそのことをわかっているのでしょうか。

もう一つ前歯が引っ込みやすいと誤解している理由があります。

通常抜歯ケースで前歯を引っ込める時、奥歯と引っ張り合いをしてその抜歯したスペースを閉じていきます。

ただし普通に引っ張り合いをした場合は前歯も後ろへ引っ込みますが、奥歯も手前に引っ張られてしまします。

ですので、なるべく前歯だけを後ろへ引っ込めさせたいときは、奥歯がずれないようにまたはずれにくくなるように固定源を強化するなり作るなり、何か対策を立てる必要があります。

例えば奥歯どうしを左右つなげたり、最近では矯正用インプラント(マイクロスクリュー)を歯肉に埋入し完全な固定減として使用する方法も頻繁に見られます。

これは表側の矯正治療であろうが裏側矯正であろうが関係ありません。

よく巷に出回って勘違いされている情報で、「裏側矯正では奥歯は動きにくく固定減として強い、そのため裏側矯正のほうが表側矯正よりも前歯が引っ込みやすい」という理屈です。

という説明がされているのを見かけますが、これは大きな間違いです。

 

裏側矯正だからと言って自然に奥歯の固定源が強くなることはあり得ません。

まさに都市伝説・・・。

裏側でも表側でも奥歯の固定力が変わることはありませんし、全く関係ありません。

どんな治療法であっても、前歯をどれくらい内側へ引っ込めたいのか、奥歯はどれだけ手前にずれてもいいのかはしっかりと治療のゴール設定をし、そのうえで固定源にどういうタイプのものを使用するのか見極めなければなりません。

今回は「裏側矯正では前歯が引っ込みやすい」という都市伝説について解明してみました。

矯正治療ひとつでもネットや口コミなどでいろいろな情報であふれかえっているため、何が正しいのか間違っているのか本当にわからないと思います。

ここでは私は本当のことしか伝えませんのでご安心ください。

迷われている方へ少しでも参考になればと思っています。

 

 

 

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