正しい歯並びをご存知ですか?

皆さんは「正しい歯並び、咬み合わせ」をご存知ですか?
おそらくほとんどの方が知らないと思います。もちろんそれは当たり前です。 なぜなら学校の授業では教えてくれませんし、社会に出ても仕事に関係ないので 話題にすら挙がらないでしょう。

では知っている人は誰か? 
  そうです!歯医者さんだけです。
でもその歯医者さんも患者様に「正しい歯並びはね、実は・・・」なんて話はしませんよね。
なぜならとても専門的な内容で、マニアック過ぎて患者様がついて来れないからです。

でも歯並びを気にする患者様は数多くいて、実際矯正治療されてい患者様も沢山いますよね。
そこで一つの大きな疑問です。

「自分の治療のゴールを知らなくていいのでしょうか?」

「正しい歯並びを知らずして、治療していいのでしょうか?」

歯並びというのはただ八重歯や凸凹が無くなればいいわけではありません。
出っ歯や受け口でもなければ良いというものではありません。

上下の歯がしっかり咬み合ってこそ正しい、美しい歯並びと言えます。
矯正治療の良し悪しはそこで決まるといっても過言ではないでしょう。

そこで簡単にわかりやすく「正しい歯並び」をお教えします。
是非自分の歯並びと比べてみて下さい。

正しい歯並びとは?

ポイント①

奥歯の咬み合わせがノコギリの刃のように咬み合っているか?

歯並びで大事なのは前歯だけではありません。 左右の横の歯(犬歯以降の奥歯)が上下で互い違いにノコギリの刃のように互い違いに咬み合ってることが重要です。(図1、図2)
例えるなら上下の歯が山と谷で咬み合っているかということになります。山と山で咬んでいるのは良い歯並びではありません。

また正面から見た時は、上の歯の山が下の歯の窪みに咬み込んでしっかり接触している状態が理想的です。(図3、図4)
この理想的な咬み合わせを作るには横から見て図1、図2のように咬み合ってないと不可能です。

正しく咬み合ってなければ咀嚼能率が悪化し、よく咬めずに食べ物の美味しさもわかりません。
また歯周病の悪化を助長したり、顎関節や筋肉に負担をかけます。

上下の歯は点で接触しています。この点の数が多ければ多いほど接触面積が増えるので、良い咬み合わせとなり、咀嚼も楽になります。(図5)
図1~図4のようにしっかり並んで咬み合っていれば点の数は多くなり理想的な歯並びに近づきます。

ポイント②

凸凹や隙間が無い

凸凹がや隙間があっては良い歯並びとは言えません。
これはもう当たり前ですよね。

もちろん見た目の問題(審美性)もあります。特に前歯は凸凹や八重歯になりやすいうえに目立つので非常に厄介です。

さらに凸凹や隙間のある状態では上下の歯が正しく咬み合いません。
「ポイント①」は歯がキレイに隙間なく並んで初めて達成されるのです。

また凸凹があると歯磨きが難しく、しばしば虫歯や歯周病に侵されます。

ポイント③

上下の正中が合っている

通常は左右の奥歯が正しく咬み合っていれば、上顎の歯の真ん中と下顎の歯の真ん中は一致するはずです。(図10)

もし一致していないのであれば、歯並びのどこかに問題があったり、上下の顎がずれていたり、歯自体の大きさに問題があったりなどが考えられます。

真ん中が合っているというのは、見た目にも美しく、左右対称に歯が並び、かつ咬み合っているかどうかの判断材料の一つになります。

ポイント④

前歯が正しく咬み合っている

大事なのは奥歯の咬み合わせだけではありません。
前歯も上下がしっかり咬み合っていないと正しい歯並びとは言えません。

図11、図12のように上下の前歯が適切な角度と深さで緊密に重なっていることが理想的です。
これより上の歯が出てしまうと出っ歯となり、舌の歯が出てしまうと受け口となります。
前歯の重なりは2~3mmが正常で、それより重なりが浅いと開咬、深いと過蓋咬合と呼ばれ不正咬合に分類されます。

前歯は見た目を大きく左右しますし、また物を咬んだり裂いたりするのに、前歯部の咬み合わせはとても重要です。

おわかりいただけたでしょうか?

ポイント①~④を達成されますと理想的な歯並びに近づきます。

我々は見た目の美しさキレイさだけを目指して治療はしていません。
長期的に見て、歯が健康で長く保存できるように寿命を延ばすことも大事な役割と考えています。

キレイな歯並びを取り戻し、健康的で魅力的なあなたへ!

※ここで説明している歯並びや咬み合わせは、あくまで理想を追求した場合です。歯や骨のコンディションや治療方針、患者様のご協力度合いによっても左右され限界がありますので、ご了承下さい。